「フリーランスって自由そうだけど、収入が不安定で大変そう」
そんなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
確かに、フリーランスには毎月決まった給料がありません。仕事がなくなれば収入が途切れることもあります。
でも、会社員にはない魅力もたくさんあります。
特に、40代や50代になると、定年や今後の働き方について考える機会が増えてきますよね。
今回は、フリーランスになって良かったこと5選として、会社員との違いや注意点も交えながら紹介します。
① 定年がない!何歳まで働くか自分で決められる
フリーランスの大きなメリットの一つが、定年がないことです。
会社員の場合、会社の定年制度や再雇用制度によって、一定の年齢で働き方や待遇が変わることがあります。
一方、フリーランスには会社が決める定年がありません。
60歳でも70歳でも、仕事を受注できれば働き続けることができます。
もちろん、年齢を重ねると健康面の問題や仕事の需要の変化もあります。
それでも、何歳まで働くかを自分で決められるのは、大きな魅力ではないでしょうか。
特に、定年後も働きたい人や、長く現役でいたい人には向いている働き方だと思います。
② 仕事を選べる!得意なことに集中しやすい
会社員の場合、必ずしも自分の希望する仕事ができるとは限りません。
部署異動や担当業務の変更によって、これまでとは違う仕事を任されることもあります。
管理職になりたくなくても、会社から管理職を期待される場合もあるでしょう。
その点、フリーランスは自分で仕事を探し、契約するかどうかを判断できます。
例えば、
- 得意な分野の仕事を中心に受注する
- 興味のある新しい分野に挑戦する
- 希望しない案件は引き受けない
- 自分の専門性を高められる仕事を選ぶ
といった選択ができます。
もちろん、希望する仕事が必ず見つかるわけではありません。
収入を確保するために、条件が合わない案件を引き受けることもあるでしょう。
それでも、会社の人事異動に左右されず、自分のキャリアの方向性を決めやすいのはメリットです。
③ 人間関係を選べる!合わない取引先と距離を置ける
仕事の悩みで多いのが、人間関係ではないでしょうか。
会社員の場合、上司や同僚を自分で選ぶのは難しいですよね。
苦手な人がいても、同じ部署で働き続けなければならないことがあります。
フリーランスの場合、取引先との関係は契約が基本です。
相性の合わない取引先であれば、契約満了後に更新しないという選択もできます。
もちろん、契約期間中の義務は守る必要がありますし、取引先が少ないうちは簡単に仕事を断れないこともあります。
また、フリーランスでも客先常駐の案件では、職場の人間関係に悩むことがあります。
それでも、同じ職場や人間関係にずっと縛られる必要がないという点は、会社員との大きな違いです。
④ 仕事量を調整しやすい!自分の生活に合わせられる
フリーランスというと、好きな時間に好きな場所で働けるイメージがあるかもしれません。
ただ、実際にはそうとは限りません。
客先常駐の仕事では勤務時間や場所が決まっていることもありますし、納期に追われることもあります。
それでも、案件の選び方や契約の組み合わせによって、仕事量を調整できる可能性があります。
例えば、
- 収入を増やしたい時期は案件を増やす
- 家族との時間を大切にしたい時期は仕事を減らす
- 長期契約の終了後に休みを取る
- 新しい勉強や副業のために時間を確保する
といった働き方です。
ただし、案件数を増やせるかどうかは需要や契約条件によりますし、仕事を減らせば収入も減る可能性があります。
自由に休めるというより、仕事の量や契約を自分で調整しやすいと考えた方が実態に近いでしょう。
⑤ 仕事に使うお金を経費にできる!
フリーランスのメリットとして、仕事に必要な支出を経費にできることも挙げられます。
例えば、次のようなものです。
| 支出 | 経費にできる例 |
|---|---|
| パソコン・周辺機器 | 仕事で使うパソコンやモニター |
| 通信費 | 業務で使うインターネットやスマートフォン |
| 家賃・電気代 | 自宅のうち仕事に使用する部分 |
| 交通費 | 取引先への訪問に必要な交通費 |
| 書籍・学習費 | 業務に関連する専門書や研修費 |
| ソフトウェア | 仕事で利用する有料ツール |
仕事と私生活の両方で使うものは、仕事に使った割合に応じて経費を計算する必要があります。
また、高額なパソコンなどは、購入した年に全額を経費にできるとは限りません。
経費にすると、なぜ税金が減るの?
例えば、年間の売上が800万円で、仕事に必要な経費が100万円かかったとします。
この場合、基本的な計算は次のようになります。
売上800万円 − 経費100万円 = 利益700万円
税金は売上800万円にそのままかかるのではなく、経費などを差し引いた所得をもとに計算されます。
つまり、仕事に必要な支出を適切に経費にすることで、税金の負担を減らせる場合があるわけです。
ただし、100万円を経費にしたからといって、税金が100万円減るわけではありません。
また、会社員にも給与所得控除などの仕組みがあるため、フリーランスの方が必ず税金面で有利になるわけではありません。
経費にできるからといって、必要のないものまで買ってしまっては本末転倒ですね。
フリーランスのメリットは収入だけではない
フリーランスというと、「会社員より稼げるのか?」という話になりがちです。
でも、魅力は収入だけではありません。
フリーランス協会の「フリーランス白書2026」では、働く時間・場所や仕事上の人間関係に対する満足度が高い一方、収入への満足度はそれほど高くないという結果が報告されています。
つまり、収入以上に、自分で働き方を決められることに価値を感じている人が多いと考えられます。
ただし、フリーランスだからといって、誰もが自由に働けるわけではありません。職種や契約内容によって、その自由度は大きく変わります。
もちろん、フリーランスにはデメリットもある
ここまでメリットを紹介しましたが、良いことばかりではありません。
特に注意したいのは、次のような点です。
- 収入が不安定:契約が終了すると収入が途切れる可能性がある
- 営業や契約管理が必要:仕事を探し、条件交渉や請求なども自分で行う
- 社会保険が違う:会社員のような健康保険料・厚生年金保険料の会社負担がない
- 有給休暇が原則ない:休んでいる間の収入を自分で考える必要がある
- 老後への備えが必要:退職金制度がないため、小規模企業共済やiDeCoなども検討したい
特に40代や50代から独立する場合、目先の収入だけでなく、老後資金や病気で働けなくなったときの備えも大切です。
まとめ|会社員の安定とフリーランスの自由、どちらを選ぶ?
フリーランスになって良かったこととして、今回は5つを紹介しました。
- 定年がない
- 仕事を選べる
- 人間関係を選べる
- 仕事量を調整しやすい
- 仕事に使うお金を経費にできる
会社員には毎月の給与や社会保険、雇用の安定といったメリットがあります。
一方、フリーランスには、自分で仕事を選び、働き続ける年齢や仕事量を決めやすいという魅力があります。
どちらが正解というわけではありません。
大切なのは、自分が何を優先したいのかではないでしょうか。
収入の安定なのか、仕事の自由なのか。それとも、何歳になっても好きな仕事を続けられることなのか。
会社員の安定とフリーランスの自由。
あなたなら、どちらを選びますか?
