IT業界の資格として国家資格である情報処理試験があります。
この資格を持っていなくてもIT業界で仕事はできます。
そして資格を持っている人が必ずしも仕事ができる人とは限りません。
では、資格を取ることのメリットは何でしょうか？
これについて紹介します。
もくじ
- 資格をとるメリット
- 資格の内容と合格率
- 勉強方法
1.資格をとるメリット
IT業界の資格として国家資格である情報処理試験があります。
この資格を持っていなくてもIT業界で仕事はできます。
では、資格を取ることのメリットは何でしょうか？
・資格を持っているとその能力があるとアピールできる
資格は専門ごとに分かれています。例えばデータベーススペシャリストの資格を持っていれば
それの知識があると客観的に判断することができます。
それに合った仕事をもらう機会が増えてさらに知識を増やすことができます。
車の運転の例えれば資格だけではペーパードライバーですが、
実際にその仕事をすることによって運転の経験を上げることができるわけです。
実際に仕事を行うことによって資格をうまく利用すことができます。
・転職、就職に有利
同じ会社にずっといる場合は、あまり資格の効果がわかりにくいですが、
就職、転職のときに履歴書に書くことができます。難易度の高い資格を持っているだけで
有利になります。
・体系的に学ぶことができる
仕事だけでは情報処理の知識を体系的に学ぶことができません。大抵は
プロジェクトに応じて偏った知識や技術を身につけます。
資格に向けて勉強をすることによって体系的に情報処理の知識を学ぶことができて
視野を広げることができます。それによって仕事上に取り入れることができます。
2.資格の内容とおすすめ度
情報処理試験を開催しているIPA（情報処理推進機構)によれば国家資格は以下のものがあります。
今回は情報処理技術者の資格を紹介します。
おすすめ度はプログラマ、システムエンジニア向けの観点から３段階で星をつけています。
令和元年実績
応募者数 169,170名
合格率 25.7%
新人やIT業界初心者の入門として取得する資格として適しています。
情報系の学校で勉強している人は応用情報技術者試験から取得する方がおすすめです。
実務経験が無くても 問題集や塾でも勉強で合格することができます。
令和元年実績
応募者数 99,447名
合格率 22.3％
情報系の学校で勉強している人はこの資格から取得するのがおすすめです。
社内での評価や転職、就職で有効な資格として認められる最低ラインの資格です。
実務経験が無くても問題集や塾でも勉強で合格することができます。
令和元年実績
応募者数 7,528名
合格率 15.4％
経営とITを結びつける仕事行う人が取得する資格です。
コンサル系の仕事を行っている人やコンサル系に進みたい人向けの資格です。
また、IT業界での実務経験が無いと合格が難しいです。
令和元年実績
応募者数 8,341名
合格率 15.3％
システムの全体的な設計を行う人向けです。大規模なプロジェクトの
プロジェクトマネージャレベルの人が必要とする資格です。
こちらも、IT業界での実務経験が無いと合格が難しいです。
IT業界で実務経験を何年か行った後に取得するかどうか判断する資格です。
平成３１年実績
応募者数 17,5881名
合格率 14.1％
プロジェクトマネージャ向けの資格です。この資格が無くてもプロジェクトマネージャを
行うことはできます。この資格が無くてもプロジェクトマネージャに向いている人はいます。
プロジェクトマネージャを目指す人が知識として取得する資格です。
IT業界での実務経験が無いと合格が難しいです。
この試験を受けるメリットは、プロジェクトマネージャの観点が身に付きます。
令和元年実績
応募者数 18,345名
合格率 14.4％
ネットワーク技術者のハイレベルの資格です。難易度は高いですが広い範囲の仕事で使えるおすすめの資格です。
社内での評価や 転職、就職で有効な資格 として認められる資格です。
問題内容も実践的な内容ですが、実務経験が無くても問題集や塾でも勉強で合格することができます。
平成31年実績
応募者数 16,831名
合格率 14.4％
データベース技術者のハイレベルの資格です。難易度は高いですが広い範囲の仕事で使えるおすすめの資格です。
社内での評価や 転職、就職で有効な資格 として認められる資格です。
問題内容も実践的な内容で、問題の理解力と回答の速さが求められます。
すが、実務経験が無くても問題集や塾でも勉強で合格することができます。
平成31年実績
応募者数 4,858名
合格率 16.0％
IoTを含む組込みシステム開発技術者のハイレベルの資格です。
組み込みシステムの仕事を行っている場合は、おすすめの資格です。
こちらも社内での 評価や転職、就職で有効な資格 として認められる資格です。
問題内容も実践的な内容ですが、実務経験が無くても問題集や塾でも勉強で合格することができます。
令和元年実績
応募者数 5,121名
合格率 14.7％
ITサービスマネージャ向けの資格です。こちらもこの資格が無くてもプロジェクトマネージャを
IT業界での実務経験が無いと合格が難しいです。
この試験を受けるメリットは、プロジェクトマネージャの観点が身に付きます。
平成31年実績
応募者数 4,175名
合格率 14.6％
システム監査の仕事を行っている人の資格です。特定の仕事向きなので
この仕事を行っている人以外にはおすすめできません。
令和元年実績
応募者数 43,412名
合格率 19.1％
サイバーセキュリティ対策の仕事を行う人向けの資格です。
こちらも特定の業種向きですが、最近ではWebむけにセキュリティの必要性が
あるのでこちらの需要も高くなっています。
3.勉強方法
ある程度、情報処理の知識がある人は、情報処理試験用の問題集を解いていくことです。
不明な点があればネットで調べることもできます。
初心者の場合はスクールに通えば早く技術を身に着けることができます。
最近ではネットでオンライン学習を行うことができ、効率的に学習することができます。
いかがでしたか？「IT業界で最強な資格は？2020年度国家資格編」
定期的にIT業界について解説していきたいと思います。
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