IT業界に就職や転職をするときに気になることがありますよね。
給料とともに気になる上位になるのがどのような環境で働くか。特に人間関係が
気になりますよね。上司や同僚と人間関係によって仕事のパフォーマンスも
違ってきます。では、就職や転職する前に気になるチーム構成をWeb系とSIer系別に見てみましょう。
もくじ
- 基本的なチーム構成
- 役割による仕事内容
- チームの雰囲気
1.基本的なチーム構成
SIer系とWeb系でプロジェクトを進めるための基本的なチーム構成は以下のようになります。
SIer系とWeb系でチーム構成が違うのは仕事の歴史や目的が違うからです。では順番に見ていきましょう。
SIer系のチーム編成
SIer系のプロジェクトは顧客企業からシステム構築の依頼を受けてシステムを構築します。
そのために、顧客企業からの予算と納期を最優先にプロジェクトを進めます。
なのでプログラム言語や技術的なものは、最新のものより安定したものを使う傾向があります。
また、大規模なプロジェクトが多いため、何社もの協力会社を使うため、システムエンジニア
やプログラマーは協力会社が入る階層構造となっています。
また、Web系と比較して歴史があるために50代や60代のシステムエンジニアやプログラマもいます。
顧客先で常駐して仕事をすることも多いため、服装はスーツを着て仕事をすることが多いです。
Web系のチーム編成
Web系のプロジェクトは基本的には自主開発のシステム構築です。
そのために予算と納期の決定権はチームが持っていることもあります。
社外向けにサービスするシステムを構築するために、最新技術を利用したプロジェクトが
多くなります。Web系はスタートアップで小さくプロジェクトを始めて大きくすることが
多いので、プロジェクトの構成はリーダーとメンバーというフラットな構成が多いです。
新しい会社が多いため服装も自由であることが多いです。
イマドキなIT企業のイメージはWeb系企業のイメージがあります。
2.役割による仕事内容
ではチーム内でそれぞれの役割はどのような仕事内容を行うでしょうか。
SIer系の仕事
プロジェクトマネージャプロジェクトの予算、スケジュールを管理します。リーダーが兼務することや
課長などの幹部社員が担当することがあります。
仕事内容は顧客との予算やスケジュールの調整や要員の調整を行います。
主にコミュニケーションスキルが求められます。
リーダー
システム構築に関する技術や仕様の方向性を顧客と調整します。
スキルはコミュニケーションスキルと技術スキルが求められます。
システムエンジニア
設計書の作成やテストの実施やその他の作業を行います。
プロジェクトの隙間の作業があれば主にシステムエンジニアが
行います。スキルはコミュニケーションスキルと技術スキルが求められます。
プログラマ
プログラミングを行います。
スキルはプログラミングスキルや技術スキルが求められます。
チーム内でのコーディング規約があるので、プログラミングは
それほど高い技術スキルは必要ありません。
Web系の仕事
リーダープロジェクトの予算やスケジュールや要員、プロジェクトの方向性を決めます。
メンバー
プロジェクトの状況により、専門性の高い技術のあるデザイナーや
Webエンジニア、インフラエンジニアが集められます。トレンドな技術を
使用するため、メンバーは日々、最新技術の勉強が求められます。
3.チームの雰囲気
SIer系のチーム
大規模なシステムが多く、スケジュールを予定通り進める必要があるため、
チーム内で決められたルールが多く、チームワークやルールを守ることが
求められます。技術スキルはそれほど高いものは求められませんが、
コミュニケーション力も求められます。技術についてはチーム内に有識者が
1人いて、その技術を共有化するような体制で進められます。
Web系のチーム
小規模なシステムが多く、他社との競争で良いサービスを提供する目的の
チームが多いため、メンバーは日頃から最新技術の情報を収集することが
求められます。技術スキルがあるメンバーであれば働きやすい環境です。
いかがでしたか?「IT業界就職・転職前に確認すること!どんなチームメンバーと働くの?」
定期的にIT業界について解説していきたいと思います。
コメント
Comments are closed.