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IT業界へ就職・転職後の未来は!?リアルなキャリアアップへの道

IT業界に就職・転職したいけど、将来はどんなキヤリアアップがあるの?

どんなスキルの人が就職できるの?IT業界に就職・転職する人は知りたいですよね。

残業が多くてブラックな職場ではないの?等々いろいろありますよね。

そして何歳まで働けるの?

どのようなキャリアアップがあるのかを見ていきましょう。

 

もくじ

  1. IT業界の全体像
  2. それぞれのスキルアップ
  3. どのような人が向いているか?

 

1.IT業界の全体像

IT業界のITは information technology (情報技術)の略です。社会の中でITは広い範囲で使われていますよね。

そのため、関連する職種は多岐にわたっています。

さて、IT業界は大きく分けて SIer系  Web系 に分類されます。

代表的な企業としてはSIer系はIBMや富士通、Web系はGoogleやツイッターがあります。

IT業界の共通点としては、コンピュータ上で動くプログラムを書いてシステムを作っていきます。

どちらもシステムを作ることは同じですが、SIer系とWeb系では目的が違うために、システムの作り方も違うのです。

SIer系とWeb系の大きな違いは、システムを自社で企画して構築するか、依頼されて他社のシステムを構築するかです。

 

IT業界はこんな感じ

 

 

SIer系とは

SIerというのはSIという語句に「~する人」という意味の接尾辞「-er」をつけた和製英語です。

そして、SIとはシステムインテグレーション(System Integration)のことです。

システムの全体像を定義・設計し、開発・構築する。そして出来あがったものを運用し、保守・管理する。

その行程すべてをまとめてSIと呼びます。

 

コンピュータ(ハードウェア)はその上で動くプログラム(ソフトウェア)が無ければ使えるようになりません。

IT業界の初期の頃、企業はシステムを構築するスキルはまだありませんでした。

そのために汎用機と呼ばれるコンピュータを作っていた会社(IBMや富士通等)は企業にコンピュータを売るために、

企業にあわせてシステムを構築するSIerという仕事を行うようになったのです。

企業からSIを請け負う会社がSIerと呼ばれています

小規模なSIから、社会全般に影響を及ぼす銀行のATMや電力、鉄道等の社会的インフラのシステムのような大規模なSIまで

大小さまざまなものがあります。

 

SIerの中の分類

SIerの中で3つの分類があります。

・メーカー系 

富士通、NEC、日立等:主にコンピュータ関連の製品を製造しているメーカー系の子会社や系列のシステム会社

・ユーザー系

銀行、保険会社、商社、電力、鉄道など、メーカー系以外の大企業の系列会社がもともと自社システムを構築する

ために作った子会社が他の会社のシステムを構築する。

・独立系

メーカー系やユーザー系以外で他の巨大な企業グループに属していないSIerのこと。中小SIerはここが多い。

 

Web系とは

Web系インターネット上で自社のサービスを提供しており、自社開発をしている企業を言います。

例えば、ネット上でサービスを提供している楽天やクックパッドやサイバーエージェント等の企業です。

若い企業が多く、働く人も若手が多いです。新しいサービスの提供にスピードを求められるために

常にトレンドを勉強する必要があります。また、新規の技術については自分から勉強会に参加するとかの

意識が必要となります。

 

文化の違い

SIer系とWeb系の大きな違いは自社のシステムを構築するか、依頼されて構築するかとなります。

そのために仕事の進め方が大きく異なります。

SIerは依頼されてシステムを構築するので決められた予算内で確実にシステムを構築する必要が

あります。システムの仕様(何を作るか)はお客さんが決めます。

依頼されたシステムを作っていきます。そして、リスクの高い新規技術はなるべく使いません。

安定した技術を使うために古い技術を使用して、確実な構築が求められます。

SIerの開発方式は基本的にウォーターフォール型の段階的に進めて行く開発手法をとっています。

大企業のSIerであれば歴史があるために新人の社員教育も整っているため、ITを知らなくても入社してから

勉強することができます。大規模な人数(数十人~数百人かそれ以上)でシステム構築をするために、

プログラミングよりもコミュニケーション力が求められたり、ドキュメントを書く能力が求められます。

納期により、遅れが出れば残業が増えてきます。

 

Web系は自社のシステムを構築してインターネット上でサービス内容を提供するため、

システムの仕様は自分で決めることができます。新技術を利用した新しいサービスを作っていくので

新技術のキャッチアップとそれをサービスにするスピードが求められます。新技術なので

開発・テストを短いサイクルで繰り返していくアジャイル型の開発方式が良く使われています。

サービスが大きくなるとプロジェクトのメンバーも大規模になりますが、プロジェクトの初期は

少人数で行われます。

 

2.それぞれのスキルアップ

チーム編成

仕事内容によりますが、基本的なチーム構成は以下となります。

IT業界就職・転職前に確認すること!どんなチームメンバーと働くの?

 

SIer系

中~大規模なシステムを作ることが多く、チームでの作業となります。

チームの体制は、プログラマー⇒システムエンジニア⇒リーダー⇒プロジェクトマネージャと

キャリアアップしていくようになります。

だんだんステップアップしてリーダーやプロジェクトマネージャになると、お客さんや

メンバーとコミュニケーション力が求められるようになります。

プロジェクトマネージャ以上は幹部社員へのキャリアアップとなります。

昔は35歳定年説がありましたが、技術系でも50代の人も多く働いています。

技術で生きていくならばプログラマーやシステムエンジニアを極めることになります。

あるいはフリーランスになる方法もあります。

安定した技術や開発手法を使うためにそれを知っていれば10年ぐらいは使用できます、

新技術のキャッチアップは広まってきたら使うという感じになります。

Web系

少人数でシステムを作ることが多く、新しいことにチャレンジする技術となります。

チームはフラットな体制が多く、リーダとメンバという体制が多いです。開発環境も

どんどん新しいものを使用し、人も20代の若手が多くいます。自分でどんどん技術を

習得することが求められます。会社の体制にもよると思いますが、20代から30代に

かけて、技術を求めるか、幹部社員になるという選択の分かれ目となります。

40代以上はいませんが、これはまだこの業界が新しいこともあるので、SIer系と

同じようにだんだんと増えてくるかもしれません。

 

3.どのような人が向いているか?

SIer系

中~大規模なシステムを作ることが多く、チームでの作業となります。

  • チーム内のコミュニケーションができる人
  • お客さんの要望をヒアリングできる人
  • ドキュメント作成やプログラミング作成で論理的思考のできる人
  • システム開発の進め方がある程度決まっているのでそのルールを守れる人

 

Web系

少人数でシステムを作ることが多く、新技術をどんどんサービスに利用する作業となります。

  • 新しい技術を勉強する意欲のある人
  • 新しいサービスを考え出すことのできる人
  • 世の中のニーズやトレンドの流れをつかむことのできる人

 

 

 

 

いかがでしたか?「IT業界へ就職・転職後の未来は!?リアルなキャリアアップへの道」

定期的にIT業界について解説していきたいと思います。

 

 

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